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昇れる太陽 / エレファントカシマシ














「す、すげえ気だ……!!」
このアルバムの印象を梧空風に言うとそんな感じ。
誰がなんと言おうと最高です。も、戦闘力高すぎ。

過剰なのにポップで、男臭いのに爽やかで、泣けるのにアガって。
抑制することでポップ足りえた前作も死ぬほどダサくてまぁ良かったけど、今回は10年前のブレイク時とは違って余裕があるのに、込められた熱量のケタが違う。しかもプロダクション、ソングライティング、歌詞のテーマ、全てにおいてフォーカスが全くぶれていない。
「絆」みたいなスタジアム・バラッドや、いい意味で完全に歌謡曲な「ハナウタ」(いい曲)あたりはコブクロファンでもいけるでしょ。(ここに意味があると思う。ま、10年経てば曲のレベルの違いはハッキリすると思うけど)そういう意味で、フリーザもびっくりのスーパーサイヤアルバム。ジャケットはちょっとラディッツみたいだけど。

ところで、何故エレカシはポップに戻ってきたのか?という余計な事を考えてみることにする。
それはここ2作で執拗に歌われている、「輝き」という言葉のためだと言っていいと思う。
そう、全ては「輝く」ために。
ん?それってつまり、金と名声?ただのセルアウトなのか?

ここで復活シングル「俺たちの明日」の「さぁ頑張ろうぜ/おまえの輝きはいつだって/俺の宝物」という歌詞を思い出せばいい。今回外部から3人のプロデューサーを招聘していることや、収録されているタイアップ曲の丁寧な作りを思い出してもいい。
つまり、人間の「輝き」というものは、「働く」という行為そのものにあるのかもしれない、ということだと思う。「千と千尋」の旅館で描かれる光景がそうだったように。


あー、もう就活中はエレカシだけでいいや。
感動しぎて、リリーズとボウディーズのCDは「気円斬!」つって窓から投げ捨てました。ウソ。





by fa60453 | 2009-06-06 03:11 | うんこレビュー
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