実は、いつも使ってたもらいもののノートPCが遂にぶっ壊れてしまいまして。ハードディスクがキュインキュインゆーておりまして。 更新がままならない状態になっております。 それでもいつも覗いてくださってる方々、ほんとヒマですね(笑)。 嘘。ありがとうございます。 そんなわけで、今日はゼミ室のPCから、一人で昼飯食いながらこれを書いております。寂しいので、誰か電話をかけてきやがれ下さい。 で、その代わりと言っては何ですが、わたくし調子に乗って遂にTwitterなるものを始めちゃったので、良ければフォローしてやって下さい。 てゆーかフォローさせて下さい。一人だと寂しい、というかアホらしいので。 てゆーかまだ使い方がよくわかりません。 一緒に始めてくれる人も募集中。 こっちの方も、当分はまあゆるめに、カジュアルに、気が向いたら更新します。 ではまた。 #
by fa60453
| 2009-09-30 12:57
| 雑記
七尾旅人×やけのはら - Rollin' Rollin'
21世紀の「今夜はブギーバック」。 七尾旅人がここまで穏やかで大きなメロディを歌ったことはかつてなかった。 スタジオボイスに続いて休刊が決定したremix最後の表紙が旅人なのが象徴的だけど、この曲は後年も引き合いに出される、とても重要な瞬間になると思う。 次のアルバムは絶対に要注目。大傑作の予感。 間違いなくゼロ年代を代表する名曲の一つ。 Mika - We Are Golden 21世紀の「ババ・オライリー」。 テーマは10代(詳しくはSnoozer最新号参照)。 これのパロディ動画がたくさんアップされてて、いいなぁ~と。 頭を抱え込んだままのたくさんのベッドルームに、少しでも何かが届けばいいのにね。 間違いなく今年のベストPV。 #
by fa60453
| 2009-09-11 00:40
| You Tube
NHK教育でやってる「佐野元春のTHE SONGWRITRES」。 むっっっっっちゃくちゃ面白い!こんな授業受けたい!! 「とにかく佐野先生のポップ・ソングのリリックに対する信仰にも似た愛着と期待が大爆発していて、とにかく最高です。あまりに前のめりすぎて、時折ちょっと気恥ずかしい瞬間さえありますが、そういったところも含めて、素直に感動します。最高。」というのが田中宗一郎の評。 上は松本隆の回で、下はスガシカオの回。 番組の中でも触れられているように、松田聖子は「戦後を象徴するディーヴァ」で、スガシカオは「95年以降」を象徴する(=表現がリアリティに向かう)ソングライターであるということがよくわかる。 佐野元春の、情熱に溢れていながら知的で紳士的な進行が、次々とゲストのソングライティングの核心をついていく。 矢野顕子がゲストだった回でとても印象に残った言葉。 この世には2種類の人間しかいない。 1つは、「ほんとうのこと」を知りたい、追求したい人たち。 もう1つは、そんなこと最初からどうでもいい人たち。 私は前者の人たちと仲間になっていきたい。 誰かYou Tubeに全部あげて下さい。 More #
by fa60453
| 2009-09-07 17:46
再びメイクして戻ってきたカリガリ。シングル「9」を挟んで6年ぶりの新作。 「第7実験室」「8」と同じく、石井秀仁がほとんどの曲の主導権を握り、桜井青の作品は共作も含めて4曲に留まっている。 「安っぽいスリルだけど無いよりはマシ」 「凡庸の芸術はなんだか知らねえけども金の匂いがして」 「居心地は最悪だけれどどうやったって戻されちまうし 因果因果因果 これが因果だ」 「なんといっても奴らは肥えてる 耳は腐ったゴミでも 目にはいつだって何匹もの星を飼って日々増殖」 「空色のバスはいっちまったけど」 「今じゃ夢なんてやめたさ。息も吐かずに同じ孤独を生きよう。」 「巡る季節を売る度に、一つ思い出作ります。」 歌詞は概ねこんな感じで(あとは大体ヤケクソ&ナンセンス)、両者ともに中年の危機、行き詰まり、再結成の白々しさなんかについて歌っている。アートワークの健康器具は、これは体調を整えるためのただのエクササイズ(=金儲け)ですよ~あはは、という皮肉に他ならない(多分)。音楽的接点はほとんど無いものの、2人の気分は「閉塞感」「商業主義の下らなさ」という点で見事にシンクロしている。 しかし、それでもというか、相変わらずというか、曲の出来は悪くはなく、岡村詩野先生をして「それなりの切れ味がある」と言わしめるほど。シングル曲「-踏-」は、一般受けも良さそうなヘヴィなリフものでそれなりに商業的目配せがあるし、石井得意の80'sフレイバーの「ハラショー!めくるめく倒錯」なんてクオリティ的にはニルギリス辺りなら凌ぐほどの出来。唯一、桜井作曲の「スクールゾーン」は、ファンの求める「これぞカリガリ!」な曲だけど、石井のシンセがきちんと活躍。全体的には2009年版にアップデートされたカリガリ、という感じ。 何より、こないだのユニコーンみたいなお祭り感が徹底的に排除されていて、ちゃんと「8」の続きを作ってくれたことが嬉しい。正直に「アルバム」を作ってくれていることが嬉しい。個人的ベストトラックはYMOの「U・T」をインダストリアル~ジャスティスな感じで現代的にした石井の「飛煌者読誦」と、桜井の筆による、カリガリ的トロピカリア「電気睡蓮」。 復活は「賞味期限付き」ということだけれど、この閉塞感の先は、確実にあるはず。 何年後かでいいから、もう一枚は作って下さい。 More #
by fa60453
| 2009-09-03 03:16
| うんこレビュー
桜井青と石井秀仁。 V系全盛期のシーンにおいて、異型かつ破格の才能を持っていた2人を擁する伝説のバンド、カリガリ。 彼らは「メイクするのは売れるため」「この音楽をこのシーンでやることに意味があるんですよ」などと発言し、歌詞では同業者批判を繰り返した。つまり、シーンへの愛情と憎悪でいっぱいだった。 これは、日本のポップミュージックシーン最重要人物の一人、鈴木慶一をプロデューサーに迎えて製作された2003年発表のアルバム。 おそらくは音楽だけで勝負できる自信があったのだろう。 アートワークでは、陰鬱でゴシックなビジュアルやこれまでの~実験室というタイトルをやめ、ナチュラルメイクのメンバーが青空の下でTシャツを干している。 日本文学や歌謡からの影響を時に陰鬱に、時に繊細に音楽に落とし込む、数少ない「本物」の匂いがプンプンする、桜井の曲。(彼はゲイである。) ニューウェーヴやレフトフィールド・ポップにルーツを持ち、大胆な打ち込みも駆使する、石井の曲。 様々な曲調を難なくこなす優秀なリズム隊。 鈴木という師を得た石井の曲が水を得た魚のように生き生きと躍動している反面、桜井の曲は精細を欠いているが、ラストトラックの名曲「青春狂騒曲」が描く晴れやかな情景は、なにか吹っ切れたものを感じさせる。 このエゴとエゴのぶつかり合いから生まれる、壮絶でありながらも本物の美は、まさにカリガリ版「ホワイトアルバム」とでもいえよう。 「音楽の力」で下らないジャンル分けから解き放たれた彼らはこの瞬間、間違いなくただのロック/ポップ・ミュージシャンだった。 このアルバムをもって無期限活動休止。 More #
by fa60453
| 2009-08-26 00:37
| うんこレビュー
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